ビジネスの第一線を走る企業人からのメッセージ

株式会社ダイドーリミテッド 代表取締役社長 田口 正幸様

これからの中国ビジネス

中国はビジネスチャンスの宝庫であるということは誰もが知っていることだと思います。世界中の企業が中国市場開発をテーマとしており、各企業はしのぎを削っています。企業は世界経済危機にあっても生きていかなければなりません。その存亡をかけ成長可能な大市場である中国に挑戦しています。

中国市場開発には自らの会社の強みを生かし、現場百回の精神で戦略構想を描き実行することが大切です。現場百回の精神を中国で実践するためには、まず経営者、管理者としての能力が高く、その上で、中国語でコミュニケーションがとれ、現地中国人脈と日本本社の人脈があり、コミュニケーション能力の高い人材が必要不可欠となります。肌感覚で中国の課題を知り、実行できなければ現地化は失敗します。ただ単にまかせるだけでは現地化ではなく単なる現地物になってしまい競争力は生まれません。

グローバル化とは英語で会議をすることではなく、中国においては中国語で会議をするのが真のグローバル化です。そうでなければ現地でビジネスを成功させることは不可能です。

ランスタッド株式会社 専務取締役 深津 雅史様

中国ビジネスの可能性

2012年、経済産業省が発表した調査によると、日系企業の海外拠点の約6割強は中国に存在しており ます。

製造業・非製造業を含め、日本と中国とのビジネスにおける関係は深まりつつあり、欧州などの先進 国が軒並み低迷に苦しむ中、中国は着実に経済を成長させております。

国内の経済格差や様々な規制など問題視する声も多く聞かれますが、逆に今後の中国の変化に対する 期待感を表しているのではないかと感じます。

世界最大の人口を抱え、世界第2位の経済市場である中国には、世界をリードする意気込みを持った企業、そして人材がそろうと言われております。中国企業の時価総額ランキングトップ200の内約3分の1の企業がニューヨーク、NASDAQで上場しております。国内市場の攻略はもちろんだけではなく、世界を見据えたグローバル経営は、中国企業の強みであると考えて良いでしょう。

私自身、16年前に数年香港に駐在していた関係から、公私ともに中国の方と接する期待が多かった。 当時から、彼ら個人個人の積極的に世界へ出る姿勢に、そして日本を含めた先進国の経験から学ぶ意欲の高さに驚かされたと同時に、多くの刺激を貰い、自らの成長の糧とした経緯があります。

当時と比較して、中国と日本の関係で、大きく変わりつつあるのが、民間の「人的交流」である。ビジネス上の取引増加はもちろん、観光ビザ申請規定緩和から、多くの中国人観光客が日本に足を運んでおります。2010年度の観光白書によると、10年前の4倍を超える約140万の中国人観光客が日本を訪問しております。これまでは政治や経済面でのハードな取引が主流であり、互いに近くて遠い存在であったが、文化面での交流が進むことで、彼らの勢いやグローバル化に対する姿勢を学ぶ機会がますます増えるだろうと考えます。

日本と中国が互いに、切磋琢磨しあい、このアジア地域が今後ますますの発展することを期待しています。

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